地方公共団体の内部統制評価報告書の公表状況調査【秋田県編】
・今回は秋田県を取り上げる。代表社員は、6年ほど前に妻と共に秋田竿燈まつりを見学した。たくさんの提灯の付いた竿を額、肩、腰などで静止させる妙技は必見である。なお当日は真夏であったが小雨が降ったりやんだりで幸い暑さはさほど感じなかった。
・宮城県には13市ある。
・各地方公共団体のHPによると内部統制評価報告書を公表している市は秋田市があった。
§中核市:秋田市(人口約30万人)
1.秋田市
・代表社員は仕事で行ったことはないが、前述のようにプライベートで訪れたことがある。
・千秋公園、秋田竿燈まつりなどがあり、秋田県は男鹿のナマハゲも有名である。
§千秋公園:https://www.akita-yulala.jp/selection/5000014051
§秋田竿燈まつり: https://www.kantou.gr.jp/
§男鹿のナマハゲ: https://namahage.co.jp/namahagekan/namahage/
・HPのトップ上部は、最近のクマの危険を呼びかける意味で「ツキノワグマ出没警報発令中!クマに注意」、その他「秋田市公式LINEがリニューアルしました」などのスライドショーとなっていた。
§秋田市役所:https://www.city.akita.lg.jp/
・令和4年度の内部統制評価報告書であるが、「ガイドラインに規定する評価作業を実施した結果、秋田市の財務に関する事務に係る内部統制は、評価基準日において有効に整備され、評価対象期間において有効に運用されていると判断しました。」としている。
・ちなみに、重大な不備はなかったが、附属資料において、たとえば課所室共通リスクの管理に係る評価結果(市長事務部局)においては、「100課所室が実施したリスクを回避・軽減する取組2,348件のうち、110件の不備が確認されたが、全て是正措置を講じ、適正な状況を回復している。」としている。主な不備の項目は以下の通り。
①業務の工程管理の不備
②市税、使用料、手数料等の未徴収や滞納の発生
③支払い誤り
④委託業務等の不適切な履行
⑤切手、公用回数券、タクシー乗車券等の盗難・紛失
⑥不十分な備品管理
・また、課所室所管業務に係るリスク管理の評価結果(市長事務部局)においては、「各部局において点検・評価した37業務、評価件数222件について、次のとおり評価した結果、7業務で7件の不備が確認されたが、全て是正措置を講じ、適正な状況を回復している。」としている。主な不備の項目は以下の通り。
①リスクの優先順位付け
②マニュアルの運用状況
§秋田市役所内部統制:https://www.city.akita.lg.jp/shisei/hoshin-keikaku/1011477/1029174/1035819.html
以下、次号。